AI活用系の無料セミナーを受けてみたけど、契約はしなかった話

買わなかった話

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ある日、「AI社員の作り方」をテーマにした無料オンラインセミナーの案内を見かけ、興味本位で参加してみることにしました。

先に結論を書いておくと、今回はスクールへの入会はしませんでした。理由は単純で、「今できていることと、あまり変わらなかったから」です。

セミナーを受けようと思った理由

もともと、今のAIは自分で調べながらある程度使いこなせるようになる、という感覚を持っていました。分からないことがあれば、AI自身に聞けば大抵は解決します。仕事でもCopilotを使う機会があり、今以上に何かできるようになるヒントがあれば、というくらいの軽い気持ちでの参加でした。

決め手になったのは、参加特典として「スクールの講習の一部を体験できる」という案内があったことです。配布方法は最後まで明かされませんでしたが、実際の中身を見てから判断したいと思い、最後まで聞くことにしました。

セミナーで見えてきたこと

内容自体は、役割ごとにAIを分けて動かす、複数の工程を連携させて仕組みとして回す、という考え方が中心でした。ちょうど自分の業務でやっていることと重なる部分が多く、「これは復習に近いな」という感覚で聞いていました。

一方で、収穫もありました。議事録から自動でHTMLの提案書を作る、といった具体的な見せ方は、自分では思いつかなかった発想です。ああいう使い方もあるのか、という気づきは素直にありました。

気持ちが冷めていった時間

全体の後半、体感で30分ほどは、ひたすら金額の説明とスクールの案内に費やされていました。画面にはカウントダウンタイマーが表示され続け、「今日決めた人だけの特典」「先行者利益」といった言葉が繰り返されます。

決済方法による金額差も気になりました。銀行振込が一番安く、カード払いはそれより高く、分割払いはさらに割高という設計です。振込先の案内も含めて、内容よりも「早く現金で決めてほしい」という空気を強く感じました。

資料の文言にも引っかかる点がありました。金額説明のスライドで、明らかに前後の文脈と温度感の違う煽り文句が挿入されていて、もし人の目で一度でも見直していたら気づくはずの箇所でした。資料の画像もAIで生成されたと思われるもので、説明の内容と微妙にかみ合っていない部分もありました。AIの活用を教える立場のセミナーで、ここが整っていないのは、正直「大丈夫かな」と感じてしまいました。

気になったポイントまとめ

項目内容
決済方法による価格差銀行振込がもっとも安く、カード払い・分割払いは割高な設計
返金保証の条件「30日間全額返金」に「面談後」という条件付き
資料の作り込み文言の温度差や、説明と合っていない画像が一部に見られた
案内の時間配分終盤の約30分が金額説明とスクール案内に集中

実際に確認した無料特典

参加特典として渡された講習の中身も、実際に目を通してみました。結果としては、約30万円を払ってまで学ぶ内容ではないと判断しました。特典自体に、特別新しい発見はありませんでした。

今回分かったこと

一番の気づきは、「AI社員」というキーワードが指しているのは、役割を決めて、手順を整えて、それを継続して回す、という仕組みそのものだということでした。すでに自分の業務でやっていたことが、まさにそれに近い状態だったと確認できたのは収穫でした。

逆に言うと、スクールに入ったからといって、誰でも同じようにできるようになるわけではありません。普段の仕事や作業の中でAIに触れているかどうかで、身につくスピードはかなり変わってくると思います。

社内では、システムエンジニアとして業務効率化のためのアプリをいくつか内製して運用しており、品質管理関連の業務でも、資料の改定作業をAIに手伝ってもらう仕組みを考えているところです。今回のセミナーの内容が、そうした業務にすぐ活かせるほど目新しいものではなかった、というのが正直な感想です。

こんな人には参考になるかもしれません

  • AIを使った作業の役割分担、という考え方をまだ聞いたことがない人
  • 複数のAIを連携させる発想に触れたことがない人
  • 話の種として、無料の範囲でヒントだけ拾いたい人

あまり向いていないかもしれません

  • すでに複数のAIを使い分けて、何かしらの作業フローを組んでいる人
  • 普段の仕事でAIに触れる機会が多い人
  • セールス色の強い進行が苦手な人

まとめ

今回は、参考として受けてみる分には悪くない経験でした。ただし、契約するかどうかで心が動く瞬間は一度もありませんでした。すでに自分でAIを役割分担させながら運用できている場合、高額なスクールに頼らなくても、自学と普段の業務の中で十分に到達できる範囲だと感じています。また似たような案内が来たときは、急いで参加する必要は今のところなさそうです。

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