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今の愛車はYamaha TRACER9 GTです。その前に乗っていたのが、Honda CB400SB、Triumph Street Triple RS、Triumph Speed Triple 1200RSの3台でした。
3台とも新車で買い、3台とも自分で降りる判断をしました。
この記事では、3台をなぜ選び、なぜ降りたのかを、当時の動きと一緒に書いていきます。TRACER9 GTを選んだ話は、次の記事に続きます。
結論から言うと、3台とも嫌になって降りたわけではありません
CB400SBは「もう少し余裕のあるバイクに乗りたい」、Street Triple RSは「長距離でクルーズコントロールが欲しい」、Speed Triple 1200RSは「防風と積載量が足りない」という理由で降りました。
乗るたびに自分の走り方が見えてきて、バイクとのズレが少しずつ大きくなっていきました。どのバイクも、今でも悪くは思っていません。
42歳で免許を取って、最初に選んだのはホンダでした
中型免許を取ったのは42歳のときです。バイクには前から興味がありましたが、取る機会がないまま時間が過ぎていました。仕事が少し落ち着いて時間ができたので、体が動くうちに取っておこうと教習所に通いました。
最初に取ったのは中型免許です。バイクがつまらなかったら嫌だな、と思ったからです。慣れてから大型を取っても遅くはない、と考えていました。今思えば、最初から一緒に取っておけば良かったと思っています。
候補は少なく、ホンダの400ccに絞りました
バイクには詳しくなかったので、ホンダなら大きな問題はないだろう、という程度の基準でした。排気量はできるだけ大きいほうがいい。400ccの国産車は選択肢が多くなく、消去法でほとんど迷わずに決まりました。カワサキも一度は候補に浮かびましたが、個人的な理由で外しています。
買ったのは新車のCB400SBで、尼崎のホンダのディーラーで、100万円強でした。

納車後は、教習所まで何度か往復しました
車の運転には慣れていましたが、バイクは別でした。最初に乗った日はかなり怖く、通っていた教習所まで走って戻ることを何度か繰り返すところから始めました。
それでも、温度や匂いを直接感じる走りは、車の密閉された空間とはまるで違いました。そこは新鮮でした。
一番良かったのは、ほどよい重さがもたらす安定感です。さすが教習車と同系統のバイクだと感じました。
高速で100km巡行したとき、エンジン音が引っかかりました
遠出は100km圏内の近場が中心で、高速にはあまり乗っていませんでした。ただ、高速で100km巡行したときに、エンジンが自然と高回転になり、高めの音が続くことに気づきました。一瞬だけ聞く音はとてもいいのですが、続くとつらくなります。近場を走っている間は、あまり気になりませんでした。
CB400SBも決して遅くはありません。ただ、車でも軽ではなく、ある程度排気量のあるものを選ぶことが多く、いざというときの動力性能の差が気になる性分です。物足りなさが重なって、大型免許を取ることにしました。乗っていたのは1年足らずです。
バイク自体は楽しかったので、迷いはありませんでした。次のステップに進む感覚でした。
映画で見たスピードトリプルが、そもそもの始まりでした
バイクに乗りたいと思った原点は、映画『ミッション:インポッシブル2』でトム・クルーズが乗っていたトライアンフのスピードトリプルです。大型免許を取ったあと、最初に向かったのはトライアンフの店でした。
試乗して、スピードトリプルの一つ下を選びました
憧れはスピードトリプルでしたが、金額がかなり違いました。排気量が大きくなることへの不安もあり、車体もひとまわり大きくなります。少し躊躇して、試乗したのがStreet Triple RSです。
排気量が上がっているのに車体は軽く、アクセルを開けた瞬間の加速は感動するほど速いものでした。サスペンションやタイヤも良いものが付いていて、持っている満足感もありました。
予算は150万円前後で、基本は新車で考えていました。初めて見たときのかっこよさでほとんど決めていたので、迷った場面はあまりありません。トライアンフのディーラーで話を進めました。
軽さと3気筒の音が気に入っていました
乗って一番良かったのは軽さです。3気筒は比較的珍しいエンジンで、高回転まで回しても甲高い音になりません。この音が気に入っていました。気になる点以外は、褒めるところしかないバイクでした。

積載量、手首への振動、クルーズコントロール
気になったのは、積載量が限られることです。買う前から分かっていましたが、宿泊ツーリングでは荷物を選ばなければなりません。高速で巡行していると、ハンドルの微振動が手首にきて、つらい時がありました。
四国や山陰など、長距離にも何度か行きました。距離が伸びるほど、クルーズコントロールがないことが気になってきました。当時は後付けのクルーズコントロールもありませんでした(今はあります)。
荷物はなんとかなっていたので、乗り続けることもできました。ただ、乗り換えてもいいかなと思い、初回の車検を受ける前に、後継を探し始めました。乗ったのは約3年です。
Speed Triple 1200RSを買った年に、モデルチェンジがありました
候補は他になく、お金の工面だけ考えていました
後継を探し始めたときには、もうスピードトリプルしか目に入っていませんでした。他のバイクとは比べていません。考えていたのは、お金をどう工面するかです。
1050の音が好きでしたが、1200を買いました
買おうとした時期に、スピードトリプルがモデルチェンジをして、排気量が1050から1200に上がりました。エンジン音も変わっていました。
音はYouTubeで聞き比べていました。1200は太い音で、1050は低音から整った、のびのある音。私は1050の音がとても気に入っていました。ただ、モデルチェンジ後のバイクも見た目がすごくかっこよく、結局1200を買いました。
排気量が違えば、同じ音にならないのは分かっていました。気に入らなければ、あとでマフラーを替えればいいと考えていました。
新車で200万円。ディーラーでStreet Triple RSを下取りしてもらい、差額を支払いました。

クルーズコントロールがあって、軽くて、速かった
乗り始めて大きかったのは、クルーズコントロールがあることです。1200ccなのにすごく軽く、扱いやすい。スーパースポーツ級の速さもあって、文句のない1台でした。音にもそのうち慣れ、マフラーは結局替えていません。
防風がなく、積載量も少なく、5年目の車検
一方で、積載量は少なく、ネイキッドなので防風がありません。長距離ツーリングを重ねるうちに、少しずつつらくなりました。防風の対策も考えましたが、トライアンフはアフターパーツが少なく、付けるとかっこ悪くなるので、諦めました。
乗ったのは4年8ヶ月で、5年目の車検の時期が、乗り換えのチャンスに見えました。50代前半になり、あれこれ試せる時間はそれほど多くないと思っていました。乗り換えが決まってからは、楽しみのほうが大きかったです。できるだけ、いろいろなバイクに乗ってみたいと思っていました。
3台を並べて比べてみました
まずは、3台の主要スペックです。
| 項目 | Honda CB400SB(スーパーボルドール) | Triumph Street Triple RS | Triumph Speed Triple 1200RS |
|---|---|---|---|
| エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ 直列4気筒 | 水冷並列3気筒 DOHC 12バルブ | 水冷並列3気筒 DOHC 12バルブ |
| 排気量 | 399cc | 765cc | 1,160cc |
| 最高出力 | 56PS / 11,000rpm | 123PS / 11,750rpm | 180〜183PS / 10,750rpm(年式により異なる) |
| 車両重量 | 206kg | 188kg | 約198〜199kg |
| シート高 | 755mm | 825mm | 830mm |
| 燃料タンク容量 | 18.0L | 17.4L | 15.5L(モデルにより15.0L) |
| 購入時の価格・予算 | 100万円強(新車) | 予算150万円前後(新車) | 200万円(新車) |
スペックの数字は、モデルや年式によって少し異なります。
車両重量だけを見ると、1,160ccのSpeed Triple 1200RSのほうが、399ccのCB400SBより軽いことになります。
次に、選んだときに惹かれたことと、降りた理由です。
| 車種 | 乗った期間 | 惹かれたところ | 降りた理由 |
|---|---|---|---|
| CB400SB | 1年足らず | ホンダの安心感。重さによる安定感 | 高速で高回転が続く音が苦手だった。動力性能にもう少し余裕が欲しかった |
| Street Triple RS | 約3年 | 軽さ、加速、3気筒の音、初見のかっこよさ | クルーズコントロールがなく、長距離がつらくなった。積載量、手首への微振動。初回の車検の前に手放した |
| Speed Triple 1200RS | 4年8ヶ月 | 憧れの原点、見た目、クルーズコントロール、軽さ、速さ | 防風がなく積載量も少なく、長距離がつらくなった。車検を機に乗り換えを決めた |
最後に、私が比べるときに重視したことの変化です。
| 車種 | 選ぶときに重視したこと | 降りるときに重くなったこと |
|---|---|---|
| CB400SB | ホンダなら安心。中型の中でできるだけ大きい排気量 | 高速でのエンジン音、動力性能の余裕 |
| Street Triple RS | 軽さ、加速、見た目 | 長距離でのクルーズコントロール、積載量、防風 |
| Speed Triple 1200RS | 憧れ、見た目、クルーズコントロール | 防風、積載量、長距離の疲れ |
3台を振り返って、自分がバイクに求めていたもの
並べてみると、後半は「長距離が楽にできるか」が毎回の判断に入ってきています。私が好きなのは、楽に長距離を移動できて、スポーツ走行も楽しめるバイクでした。
トライアンフの2台は、今でも順当なステップだったと思っています。CB400SBは、今考えると好みではありませんでした。バイク自体は楽しかったので後悔はしていませんが、今ならいきなり大型免許を取ります。
この3台は、こんな人におすすめです
CB400SB(現在は販売終了)
中型で長距離を楽しみたい人、いいエンジンのバイクに乗りたい人におすすめです。ただ、私の場合は、高速で長く巡行する使い方だと、高回転の音が気になりました。
Street Triple RS
初めて大型に乗る人には、すごくおすすめできます。中型クラスの車重でとても軽く、動力性能も高いので、安全に乗れると思います。弱点は積載量と防風だけで、それ以外は今でも好きなバイクです。765ccで個人的には一番使いやすい排気量でした。宿泊ツーリングで荷物が多い人や、クルーズコントロールがないと長距離がつらい人には、向いていないかもしれません。※今のモデルにはオプションでつけることができます。
Speed Triple 1200RS
尖ったバイクに乗りたい人には、すごくおすすめです。とにかくプレミア感があります。ただ、排気量とパワーがありすぎて、日本の道路ではポテンシャルを発揮しにくいところが、弱点かもしれません。積載量や防風を求める人には、向いていないと思います。
まとめ:今ならいきなり大型免許を取ります
CB400SB、Street Triple RS、Speed Triple 1200RSの3台に乗って、楽に長距離を移動できて、スポーツ走行も楽しめるバイクが好みだと分かりました。
どのバイクも、降りたあとでも悪く思っていません。ただ、もう一度やり直せるなら、中型と大型を一緒に取ります。
次は、この条件を持って探した、次の1台の話です。上位モデルとも迷ったので、その過程を次の記事に書きます。


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