TRACER9 GTを選んだ理由|ツアラーを探して、他の候補を外していった過程

バイク

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前の記事では、CB400SB、Street Triple RS、Speed Triple 1200RSの3台を降りた理由を書きました。3台を並べて残ったのは、「楽に長距離を移動できて、スポーツ走行も楽しめるバイク」という好みでした。

この記事は、その条件で次の1台を探した記録です。選んだのはYamaha TRACER9 GTで、私にとっては4台目のバイクになります。ただ、探し始めた時点では、候補に入っていませんでした。

結論から言うと、写真で「ない」と思ったTRACER9 GTにしました

買ったのは、2025年モデルのTRACER9 GT(マニュアルトランスミッション仕様)です。新車で、ヤマハの神戸中央店で契約しました。

決め手になったのは、3気筒エンジンであること、実車で見たときの車体のバランス、そして足でシフトチェンジする操作が残っていることでした。追従型のクルーズコントロールやクラッチ操作の不要なシステムが付く上位のTRACER9 GT+ Y-AMTは、最初から候補に入れていません。

金額は、本体が160万円で、サイドケースなどを付けて合計220万円。予算は少しオーバーしました。

Speed Triple 1200RSの次は、ネイキッドから離れようと考えていました

Speed Triple 1200RSには4年8ヶ月乗りました。積載量が少なく、防風もなく、長距離でつらくなってきたことは、前の記事に書いたとおりです。

それまでの3台は、ネイキッドやストリートファイターが中心でした。次は違うジャンルのバイクに乗ってみようと考えました。ツアラーなら、荷物も積めて、走りも楽しめるのではないか、という見立てです。

探し方は、各メーカーのホームページを見ることと、YouTubeを見ることから始めました。

ツアラーを、各メーカーのホームページとYouTubeで見て回りました

トライアンフのTigerシリーズ:嘴のように尖ったカウルが気になりました

最初に見始めたのは、前のバイクと同じトライアンフのTigerシリーズです。シリーズ全部を、ネットとYouTubeで調べました。

調べて困ることはなく、理想にかなり近いと思っていました。ただ、あの系統は車体の先端のカウルが、嘴のように尖っているのが定番のようで、そこだけが気になっていました。

実車は見に行っていません。3気筒にはずっと乗ってきたので、乗り味はある程度想像がつきます。ネットとYouTubeで十分だと考えました。

最終的に外した理由は、トライアンフには今まで乗ってきたので、違うメーカーにも乗ってみたい、というものです。

BMWのR1300GSとR1300RS:値段が合いませんでした

BMWは、GSシリーズとRSシリーズを調べました。R1300GSとR1300RSです。値段が合わず、維持費もかなりかかりそうだったので、候補には入りませんでした。

カワサキのNinja 1100SX:理想に近いのに、4気筒でした

カワサキは、Webだけで確認しました。Ninja 1100SXなど、理想にかなり近いバイクはあります。

ただ、4気筒です。4気筒は、一番最初のCB400SBと同じです。いいエンジンだとは思いますが、私はあまり好きではありませんでした。個人的な理由もあって、深くは考えませんでした。

ホンダのNT1100:見ましたが、初見で好みではありませんでした

ホンダには、NT1100があります。見ましたが、初見で好みではありませんでした。

スズキのGSX-S1000GTとGSX-S1000GX:実車を見に行きました

実車まで見に行ったのは、スズキの2台です。GSX-S1000GTと、GSX-S1000GXです。

どちらもすごくカッコよく、WebやYouTubeを見ていても、悪い印象はありませんでした。ただ、決定打がありませんでした。実際に「これが欲しい」という感じには、なりませんでした。

写真では「ない」と思っていたTRACER9 GTを、実車で見に行きました

TRACER9 GTは、下調べの時点で名前は知っていました。ただ、新型(2025年モデル)で、情報があまりありませんでした。

最初に画像を見たときは、ライトの数が多く、他のツアラーとは外見が違うと思いました。「これはない」と思っていました。このライトは、2025年モデルから採用されたマトリクスLEDヘッドライトです。

それでも実車を見ようと思ったのは、2つの理由があります。1つは、スズキを実際に見て「あまり…」となったことです。それを踏まえて、一度、別のものも見ておこうと考えました。もう1つは、エンジンです。トライアンフと同じ3気筒で、使いやすく、エンジン音も好きでした。ちょっと気になり始めていました。

実際に候補にしたのは、実車を見に行った時からです。

ヤマハの神戸中央店で、1時間ほど見ていました

「戦艦っぽいな」と思いながら実車を見ると、かなりカッコよく、すごく気に入りました。

WebやYouTubeで見ていたときは、車体のバランスがカッコよくないと思っていました。実車は、バランスが取れていました。撮り方や表示によって、そのような印象になったのだと思います。

店には、1時間くらいいたと思います。上位のGT+ Y-AMTも並んでいましたが、外観は変わらないので、跨ったのはGTだけです。

試乗はできませんでした。ただ、同じ3気筒のバイクには前からずっと乗っているので、感じは分かっているつもりでした。足つきは、こういうタイプにありがちですが、悪かったです。それでも、なんとかなりそうでした。

GT+ Y-AMTではなく、標準のGTにした理由

Y-AMTは、説明すら受けていません。足でシフトチェンジする操作が好きなので、最初から候補外でした。足でシフトチェンジできるタイプなら、Y-AMTにしていたと思います。

調べた範囲では、Y-AMTはクラッチ操作が不要で、AT/MTのモードを切り替える仕組みです。変速はペダルではなく、スイッチで行います。GT+ Y-AMTの価格は198万円で、標準のGTは159万5,000円(2025年モデル)です。

追従型のクルーズコントロールは、少し欲しかったです。ただ、気持ちが揺れることはありませんでした。バイクにクルーズコントロールが付いているだけで便利で、追従型がなくても全く問題ないと思っていました。

店で見て、一度持ち帰りました

金額も金額なので、その場では決めず、一度持ち帰りました。持ち帰っていたのは、約1週間です。

その1週間は、Speed Triple 1200RSの売却を進めていました。売却に使ったのは、KATIXです。一度の申し込みで、複数の買取業者の査定を受けられる一括査定サービスで、店の下取りとは別のものです。前回、店に行ったときは、まだ金額が出ていませんでした。KATIXの話は、別の記事で書くかもしれません。

金額が決まったあと、あらためて候補を見直しました。トライアンフは、違うメーカーに乗ってみたいので、外したままです。スズキとカワサキは、ほとんど再考しませんでした。3気筒が結構重要だったかもしれません。低回転でのトルク、高回転への伸び、エンジン音のいずれも、気に入っていました。

やはりヤマハがいいと思い、次の週末に契約しに行きました。

買うときは、毎回「本当にこれでいいのか」と考えます。今回もそうでした。ただ、サインはすんなりしていました。前の記事にも書きましたが、今動いておかないと、後々できなくなるかもしれないと思っていたからです。

220万円の内訳と、予算を少し超えたこと

最終的な支払いは、次のとおりです。

内容金額
車両本体(TRACER9 GT)160万円
サイドケース(ヤマハ純正・キーレス・左右)等30万円
モニター+ドライブレコーダー(カメラセット)10万円
ETC、タンクパッドなど雑費合計に含む
合計220万円

正直、予算は少しオーバーしていました。支払いの見通しは立てたうえで、契約しました。

サイドケースは、付けない選択肢がありませんでした

ツアラーは、ケースを付けてなんぼだと、勝手に思っていました。なので、付けない選択肢はありませんでした。

トップケース用のリアキャリアは、金額が高くて付けていません。付けたのは、左右のサイドケースだけです。片側だけだと走行バランスが崩れるので、やめたほうがいいと言われました。

社外品のケースも付けられなくはありません。ただ、キー1本ですべて開け閉めできて、キーレスで操作できる点で、ヤマハ純正にしました。

モニターとドライブレコーダー

モニターは、タナックスのスマートライドモニター AIO-6 MAX のカメラセットです。スマホを落としたりするのが嫌で、前のバイクのときから付けることを考えていました。今回、付けました。ドライブレコーダーは、マストだと思っています。

候補を並べて比べてみました

実車を見たものと、調べただけのものが混ざっています。まずは、主要スペックです。

項目TRACER9 GTTRACER9 GT+ Y-AMTGSX-S1000GTGSX-S1000GXNinja 1100SX
エンジン形式水冷並列3気筒水冷並列3気筒水冷並列4気筒水冷並列4気筒水冷並列4気筒
排気量888cc888cc998cc998cc1,098cc
車両重量227kg232kg226kg232kg236kg
シート高845〜860mm845〜860mm810mm830mm820mm
税込価格159万5,000円198万円168万3,000円205万7,000円178万2,000円
主な特徴クルーズコントロール、電子制御サスY-AMT、追従型クルーズコントロール(ACC)高速ツアラー電子制御サスクルーズコントロール、クイックシフター

※価格は、各メーカーが発表した2025〜2026年モデルのメーカー希望小売価格(税込)です。モデルの年式が揃っていません。購入を考える場合は、必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。

次に、比較したときに私が感じた魅力と、見送った理由です。

候補私が感じた魅力見送った理由(TRACER9 GTは選んだ理由)
トライアンフ Tigerシリーズ理想にかなり近い。ネットやYouTubeでは悪い印象がなかった先端のカウルが嘴のように尖っている。前のバイクと同じメーカー。実車は見ていない
BMW R1300GS / R1300RSツアラーとして調べた値段が合わない。維持費もかかりそう
カワサキ Ninja 1100SX理想にかなり近い4気筒で、CB400SBと同じ。好みではなかった
ホンダ NT1100ホンダのツアラーとして確認した初見で好みではなかった
スズキ GSX-S1000GT / GX実車がすごくカッコよかった決定打がなく、「欲しい」とならなかった
TRACER9 GT+ Y-AMT追従型クルーズコントロール足でシフトチェンジできないので、最初から候補外
TRACER9 GT3気筒、実車のバランス、足でシフトできる画像では「ない」と思っていた。試乗はできず、足つきは悪かった

最後に、私が比較時に重視したことです。

重視したこと内容
3気筒であること低回転のトルク、高回転の伸び、エンジン音。トライアンフで気に入っていたもの
ジャンルを変えることネイキッドから離れ、積載もできるツアラーへ
違うメーカーに乗ることトライアンフ以外で探す
足でシフトチェンジできることY-AMTは候補外にした理由
実車で「欲しい」と思えるかスズキは実車を見たうえで、決定打が出なかった

まとめ:最初の候補になかったバイクを、実車で見て選びました

ネイキッドから離れて、ツアラーを探す。3気筒で、足でシフトチェンジできて、実車を見て欲しくなる。これが、今回の条件でした。

最初の画像では「ない」と思っていたTRACER9 GTは、実車を見て変わりました。一方で、トライアンフのTigerシリーズは、実車を見ないまま外しました。実車を見たスズキは、悪くなかったのに決定打が出ませんでした。写真と実車の印象は、バイクによって、それぞれ違いました。

予算は少し超えましたが、今動いておかないと後々できなくなるかもしれないと考えて、契約しました。

次の記事では、納車されてからのことを書きます。Speed Triple 1200RSに乗ってきた立場で、TRACER9 GTに乗ってどうだったのかを、比べながらまとめます。

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