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前の記事では、ツアラーを探して、写真では「ない」と思っていたTRACER9 GTを実車で見て選んだ話を書きました。試乗はできないまま契約したので、乗ってみないと分からないことが、いくつか残っていました。
納車は2025年11月で、これまでに4000km走りました。この記事は、Speed Triple 1200RSから乗り換えて、何が変わって、何が変わらなかったのかを書いた記録です。
結論から言うと、乗り換えて長距離が楽になりました
TRACER9 GTに乗り換えて、「楽に長距離を移動できて、スポーツ走行も楽しめる」という条件が、そのまま満たされました。
気になっているのは、足つきと、車体が大きくなったことくらいです。それ以外は、今のところ気になるところがありません。総じて、ベストチェンジだと思っています。
試乗できないまま契約して、納車を待ちました
実車は、ヤマハの神戸中央店で1時間ほど見ました。跨ったのは標準のGTだけで、試乗はできていません。同じ3気筒のバイクにはずっと乗ってきたので、乗り味はある程度分かっているつもりでした。足つきが悪いことは、跨った時点で分かっていて、なんとかなりそうだと考えていました。
詳しい経緯は、前の記事に書いています。
納車されて最初に感じたのは、足つきと「柔らかさ」でした
足つきは、跨ったときに思ったとおりでした
足つきは、少し悪かったです。店で跨ったときに感じた悪さが、そのまま残っていました。実車を見たときの想定と、ずれはほとんどありませんでした。
今も、停車するときには、足元に少し気を使っています。
足つきの参考までに、私の条件を書いておきます。
身長は170cm、体重は77kgです。靴は、少し底の厚いブーツを履いています。
片足で支えるとき
踵が、浮くか浮かないかくらいです。安心感はあります。
両足で着くとき
母指球まではしっかり着きます。足の前半分は、問題なく地面に着いています。踵は浮きます。
カチッとしたSpeed Tripleと比べて、全体的に柔らかく感じました
走り出して、全体的に感じが柔らかいと思いました。剛性なのか、カチッとしていたSpeed Triple 1200RSに乗っていたので、そう感じたのだと思います。
この印象は、今も変わっていません。ただ、乗りにくさはありません。前のバイクより、柔軟に走れているような気がしています。柔軟性がある、という感覚です。
エンジン音は、慣れた3気筒でした
エンジン音は、トライアンフで慣れ親しんだ3気筒です。目新しさはありませんでした。ただ、そのぶん、安心して乗り出せました。
最初の遠出は、1泊2日で高知まで行きました
納車後の最初の遠出は、高知です。明石からは、片道300kmあります。四国の大豊まで高速で行き、そこから国道439号をぐるっと回って、高知に入りました。
長距離運転が楽になったことに、感動しました。
風切音が減っただけで、疲れ方が変わりました
一番大きかったのは、防風のスクリーンがあることです。乗車姿勢も、以前より楽になりました。風切音が少なくなっただけで、疲労感がかなり和らぎました。
高知へは、Speed Triple 1200RSでも行ったことがあります。かかる時間は、同じくらいです。ただ、前のバイクのときは、高速での長距離があまり得意ではなく、早く下道に降りて走りたいと思っていました。
高速と下道の割合は、前のバイクと同じでした
下道ばかり使うと到着が遅くなるので、半分くらいは高速を使います。この割合は、以前のトライアンフのときと同じです。高速も走りやすく、下道も楽しいです。
スポーツ走行も、事前に予想したとおり、楽しく走れています。
キーレスのサイドケースで、荷物の置き方が変わりました
サイドケースは、ヤマハ純正のキーレスです。非常に便利でした。
キーレスで鍵が閉まるので、インカムなどを入れて、鍵をかけられます。前のバイクでも鍵はかけられましたが、手間がかかるので、バッグの奥に隠していました。
Speed Triple 1200RSとTRACER9 GTを並べて比べてみました
まずは、2台の基本的な情報です。
| 項目 | Speed Triple 1200RS | TRACER9 GT |
|---|---|---|
| ジャンル | ネイキッド | ツアラー |
| エンジン形式 | 水冷並列3気筒 | 水冷並列3気筒 |
| 排気量 | 1,160cc | 888cc |
| 最高出力 | 180〜183PS | 120PS |
| 車両重量 | 約198〜199kg | 227kg |
| シート高 | 830mm | 845〜860mm |
| 防風 | なし | スクリーンあり |
| 積載 | 限られる | サイドケース(ヤマハ純正・キーレス) |
| クルーズコントロール | あり | あり |
※数値は、メーカーの発表値です。モデルや年式によって少し異なります。
次に、私が乗り比べて感じたことです。
| 項目 | Speed Triple 1200RS | TRACER9 GT |
|---|---|---|
| 乗り味 | カチッとしている | 全体的に柔らかい。ただ、乗りにくさはない |
| 長距離の疲れ | 防風がなく、長距離でつらくなった | スクリーンで風切音が減り、疲労感が和らいだ |
| 高速と下道 | 高速が得意ではなく、早く下道に降りたかった | 高速も下道も楽しめる(割合は前と同じ) |
| 荷物と鍵 | 積載は限られる。鍵はバッグの奥に隠した | サイドケースにインカムを入れて鍵をかけられる |
| 足つき | シート高830mm | 停車時に少し気を使う(シート高845〜860mm) |
| エンジン | 3気筒(慣れた音) | 3気筒(慣れた音。目新しさはないが安心) |
最後に、乗り換えのときに私が重視していたことが、結果としてどうなったかです。
| 重視したこと | 結果 |
|---|---|
| ツアラーにして、積載もできること | サイドケースを付けた。鍵をかけて荷物を置ける |
| 3気筒であること | 同じ3気筒で、安心して乗れた |
| 楽に長距離を移動できること | スクリーンと乗車姿勢で、疲れ方が変わった |
| スポーツ走行も楽しめること | 予想どおり、楽しく走れている |
| 足でシフトチェンジできること | 足でシフトするマニュアル仕様を選んだ |
良かった点と気になった点
良かった点
- 防風のスクリーンと乗車姿勢で、長距離の疲れが和らぎました
- 3気筒の安心感が残り、スポーツ走行も楽しめています
- キーレスのサイドケースで、鍵をかけて荷物を置いておけます
気になった点
- 足つきは、停車時に少し気を使います
- 車体が大きくなりました。Speed Triple 1200RSが約198〜199kgで、TRACER9 GTは227kgです
それ以外は、今のところ気になるところがありません。
乗ってみて、想定と違ったところ
見た目は、アドベンチャータイプのようです。ただ、乗ってみると、純然たるツアラー車でした。
事前の想定から、悪い印象は一切ありません。試乗できないまま契約しましたが、跨ったときに感じていたことと、実際に乗って感じたことは、ほとんど同じでした。
こんな人におすすめです
ある程度の快適性を確保しつつ、バイクらしい走りもしたい人には、おすすめです。
向いていない人
足つきを一番に気にする人や、車体の大きさに不安がある人には、向いていないかもしれません。足つきは悪く、車体も大きくなりました。
まとめ:今のところ、ベストチェンジだと思っています
2025年11月の納車から、4000km乗りました。足つきと車体の大きさ以外は、気になるところがありません。総じて、ベストチェンジだと思っています。
記事①で書いた、「楽に長距離を移動できて、スポーツ走行も楽しめる」という条件には、そのまま合っています。
試乗できないまま選んだ1台でしたが、実車で感じたことと、乗ってから感じたことは、ほとんど一致していました。


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